小粕窯跡 1,300年前の窯跡【動画有】
福井県丹生郡越前町織田にある小粕窯跡に行きました。
田んぼの脇にひっそりとありました。
越前町織田地区は、北方には越知山、南西に城山、東には不老山などの連峰が周囲をかこみ織田盆地を形成しています。
越前地区に隣接する山中トンネル付近を源流とする水量豊かな織田川が盆地を貫流し、城山山麓から東下する平等たいら川と下河原地籍で合流した天王川に注いでいます。町の多くを山林が占め、それが良質の粘土と相まって陶芸と窯業の伝統を長く伝えています。
また、織田の歴史は出土された打製石斧などから考えて約1万年前の縄文時代にはじまるものとされています。
織田の中でも小粕窯跡こがすかまあとは、丹生の山間部では最古(1,300年前)のものです。田畑の整備改良工事に伴い、平成3年6月から8月にかけて町教育委員会により緊急発掘調査が行われ、2基の窯跡が検出されました。その調査の中で発掘された軒平のきひら瓦と軒丸のきまる瓦は、白鳳期末(710年頃)のものと言われています。また、この時代の瓦はほとんどが寺院に供給されたものであるため、仏教を取り入れた有力豪族の氏寺の存在が推測できます。
陶芸では、日本六大古窯の1つに数えられる越前焼が平安時代から焼かれており、今でもその伝統の技が受け継がれています。中でも平等地区は特に盛んな地域で、陶工たちの墓を仲間が心をこめて焼き上げた甕かめを使い、現在もかめ墓としてその跡を残しています。
このような跡地を保存し伝統文化を継承していくことが、自然環境の保全へと繋がっていくのではないでしょうか。
なお、他にも、昔なつかしい茅葺屋や囲炉裏を用いた家屋を再現し、宿泊や地元でとれたそば粉を使った手打ちそば(そば打ち体験も可)を堪能できる朋楽の里やコテージ等がある悠久ロマンの杜で大自然を満喫することができます。
ぜひ一度、織田信長公とゆかりの深い土地でもある織田を訪れていただき、古よりの伝統文化や自然にふれて見てください。
環境ふくい推進協議会の情報紙より紹介させて頂きました。
この古くなった看板?の後ろはこんな感じでした。
それらしき物は何も見つけられませんでした。あるのは案内板と看板?だけでした。
最後まで閲覧ありがとうございました😊
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