BMW アイドリング時にヒーターが効かないので原因を調べて修理【動画有】
ヒーターが効かない原因を調べる
アイドリング時にヒーターの効きが悪いBMWはこちらのアディショナルポンプが悪い場合が多いです。2020年の暮れからヒーターの効きが悪かったけど、こんなものかと放置していました。ネットで調べてみるとアディショナルポンプが悪いかも…って記事を発見!先日ポンプを外して単体点検するとモーターの回転が悪いという事が判明しました。
黒い粉を出来るだけ叩いて出しましたが気持ちよくモーターが回転しません。少し手で回転を加えれば回り出しますが手で止めると再び回転はしませんでした。
原因はこのアディショナルウォーターポンプと思いました。
画像のみでは分かり難いと思うので良ければ動画を視聴願います。
アディショナルウォーターポンプを200円で修理しました
新品のアディショナルウォーターポンプは3万円ぐらいです
モーター本体からのブラシの摩耗粉の多さからブラシの磨耗と判断して、今回ブラシの交換に踏み切りました。流石に新品の部品が3万円前後はお財布に優しくないと思い、ブラシ 10個を1000円で購入!新品ブラシを削ってに交換して直りました。早朝はまだ肌寒くヒーターのお世話になります。アイドリング時にもバンバンヒーターが効いて心地よくなりました。ブラシは2個で200円、自宅にハンダゴテとちょっとした工具が有れば1000円以内で治りますよ!注意点は冷却水の温度が下がってから修理を始めましょう。最後の冷却水のエア抜きも忘れずに。
今回の修理手順を紹介します。
モーターを分解します
とりあえずキャップを取る為に爪を3ヵ所マイナスドライバーでこじります
モーターを取るまでの分解は上部の記事を見て下さい
キャップが取れました
爪が固いので少し時間がかかりました
左右の配線の先にこれから交換するブラシが付いています
擦り減って短くなっています
5ミリ無いですね
ブラシを取る為にバネを外します
バネが外れました
ブラシのサイズを100均のノギスで測りました
5ミリ×5ミリでした
ブラシはハンダで固定されています
ニッパで切断しました
リングも外れています
リングは必要なので無くさない様にして下さい
Amazonでモーター用のブラシを購入しました
10個入りで1000円でした
今回は2個使うので200円となります
サイズは6ミリ×5ミリでした
6ミリを5ミリにする為に左右0.5ミリづつ削ります
丸い出っ張りも削ります
これは古いブラシですがV溝が切ってあります
丸い出っ張りを取った場所に金ノコでV溝を作ります
微妙な仕上がりですがバネの線径ぐらいの溝でOKです
長手方向が14ミリあるので10ミリに削ります
(溝が無い方を4ミリ削ります)
ブラシを取り付けて線をハンダ付けしました
バネをセットします
リングをブラシの間にかませます
バネの力がかかるので少し難しいですが上手く固定して下さい
キャップをはめます
ここは2回失敗しましたが諦めず成功しました
9Vの電池で動作確認
壊れた時と比べて全然違う回転力でした
ポンプ部分を取り付けての動作確認
勢いよく風が出てきました
冷却水の循環もこれで大丈夫です
一応12Vのバッテリーで動作確認
言うまでもなく大成功でした
アディショナルウオーターポンプを取り付け室内のヒーターを出してみました
温かい風が出てきて冬が待ち遠しく思いました
イチかバチかの修理でしたが3万円を使わずに1000円の部品代のみで直りました。今回の作業はとても満足が出来る作業となったのでこのブログとYouTube動画で紹介します。
最後まで閲覧ありがとうございました。
動画の視聴も宜しくお願い致します。