
個人情報ってどこまで守られてるの?知らないと危ない現代のリスクとは
最終更新日:2025年6月18日
私たちの「個人情報」、実はあちこちで使われている
ネットショッピングやSNSの利用、ポイントカードの登録……。日常生活で当たり前のように「名前」「住所」「メールアドレス」「生年月日」「電話番号」などの個人情報を入力しています。
便利なサービスの裏側で、私たちの情報は一体どこまで守られているのでしょうか?
個人情報保護法があっても「完全に安全」とは限らない
日本では2005年に「個人情報保護法」が施行され、企業や団体は個人情報を適切に管理する義務があります。しかし、その法律だけでは完全に情報漏えいを防げないのが現実です。
- 大手企業からの個人情報流出事件
- アプリによる無断データ収集
- 外部委託先からの情報漏洩
つまり、企業が対策をしていても、私たちの情報が“狙われている”可能性は常にあります。
どんな情報が「危険」なのか?知られたくない5つの個人データ
以下のような情報が流出した場合、なりすまし被害や不正利用のリスクが高まります。
- 氏名+生年月日(本人確認に使われやすい)
- クレジットカード情報(不正決済の温床)
- ログインIDとパスワード(SNSや銀行アカウントが乗っ取られる)
- GPS情報(ストーカーや盗難リスク)
- 顔写真や音声データ(AIでのなりすまし詐欺も可能)
私たちができる「自衛策」とは?
個人情報を守るためには、自分自身でもできることがあります。
- パスワードを複雑にして定期的に変更する
- 無料Wi-Fiでのログインは避ける
- 怪しいメールやSMSは開かない
- 位置情報のオン・オフを場面ごとに切り替える
- 必要ないアプリのアクセス権限を取り消す
また、情報を「与えすぎない」ことも重要です。入力必須でない項目はスキップし、匿名で利用できるサービスは極力そのまま使いましょう。
今後さらに注意すべき「AI時代」の個人情報
顔認証や音声認識、チャットAIなど、私たちの「生体情報」や「会話内容」までもが収集される時代になりました。
AIが賢くなればなるほど、悪用されたときの被害も大きくなります。
個人情報の価値はますます高まっており、それに比例して「狙われる」リスクも増しています。
便利と引き換えに、何を差し出しているのかを常に意識して行動することが、これからの時代には欠かせません。
個人情報を守るために「企業任せ」にせず、自分自身でできることを積み重ねていきましょう。