
クラゲに刺された時の正しい対処法【応急処置・注意点まとめ】
夏の海水浴シーズンに多い「クラゲ刺され」。この記事では、クラゲに刺された時の応急処置から、危険な種類・注意点までをわかりやすく解説します。
クラゲに刺された時の応急処置 6ステップ
- 海からすぐに上がる
痛みやパニックで泳げなくなる危険があるため、まず安全な場所に避難しましょう。 - 触手を取り除く(※素手NG)
クラゲの触手が皮膚に付着している場合は、ゴム手袋やピンセットで取り除きます。
※素手で触ると二次被害の恐れがあります。 - 酢(食酢)をかける
アンドンクラゲなどには有効。酢をかけることで毒針の発射を防ぎます。
※カツオノエボシにはNG。悪化する可能性あり。 - 海水で患部を洗い流す
真水で洗うと毒針が刺激される可能性があるため、必ず海水でやさしく流しましょう。 - 患部を冷やす・薬を塗る
氷や冷却パックで冷やすことで痛みを和らげます。
かゆみや腫れがある場合は、抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬を使用すると効果的です。 - 病院を受診する
以下の症状が出たら、すぐに医療機関を受診してください。- 呼吸困難・吐き気・意識障害
- 腫れや痛みが激しく広がる
- 子どもや高齢者、アレルギー体質の方
危険なクラゲ:カツオノエボシに注意
青紫色の浮袋を持つ「カツオノエボシ」は非常に強い毒を持っています。刺されると激しい痛みやショック症状を起こすことがあり、命に関わるケースも。
沖縄から関東でも目撃情報があるため、注意が必要です。
応急処置キットに入れておくと安心なアイテム
- 5%の食酢
- ピンセット・ゴム手袋
- 冷却パック
- 抗ヒスタミン外用薬(ムヒ、フルコートなど)
- 絆創膏やガーゼ
まとめ:クラゲに刺されたときの対処法チェックリスト
処置内容 | 対応 | ポイント |
---|---|---|
海から上がる | ✅ | まずは安全確保 |
触手を除去 | ✅ | ピンセット・手袋で |
酢をかける | ✅ or ⛔ | 種類によって対応が異なる |
海水で洗う | ✅ | 真水はNG |
冷やす・塗り薬 | ✅ | 痛み・腫れを軽減 |
病院に行く | 状況次第 | 重症や全身症状があれば |
海水浴を安心して楽しむためにも、クラゲ刺されの正しい対処法を知っておきましょう。