画面が割れた/タッチが効かないときの完全対処ガイド(iPad向け)

画面が割れた/タッチが効かないときの完全対処ガイド(iPad向け)

2025年9月22日 オフ 投稿者: 3kjiro

安全優先 → データ保護 → 診断 → 一時的回避 → 修理の選択、という順で分かりやすく解説します。ブログ用記事としてそのままコピペOK。

この記事の要点(短縮版)

  • まずは安全確保(ガラス片に注意)。手袋やガムテープで保護。
  • 次にデータを最優先でバックアップ。iCloudかPCに接続して保存。
  • ソフト的に直る可能性があれば再起動/強制再起動/リカバリモードを試す。
  • 部分的にタッチが効くならAssistiveTouch/外付け入力で操作してバックアップ。
  • 物理破損ならApple正規・正規外修理・Self Service Repairの選択肢を検討。

1. 最初にやるべきこと(安全&被害拡大防止)

  1. 破片に注意:ガラス片で手を切らないよう、使い捨て手袋や粘着テープで破片を固定してから扱ってください。
  2. 電源の扱い:画面がバラバラで危険を感じる場合は電源を切る。ただし操作できるならバックアップを優先する場合もあります。
  3. 液体混入の疑いがある場合は乾燥させようと通電や加熱はしない。修理プロに相談。
  4. 保護フィルム・ケース・アクセサリを外す:ちょっとした干渉が原因のこともあります。

2. まずは“ソフト面”で直るか確認(簡単で効果的)

  • 画面をきれいにする:乾いた柔らかい布でほこりや指紋を拭き取る。
  • 再起動/強制再起動
    • ホームボタン付きiPad:Top(電源)ボタン+Homeボタンを同時長押しで再起動。
    • ホームボタンなし(Face ID搭載など):音量上→音量下→Topボタン長押し(機種により操作は異なります)。
  • 特定アプリのみ反応しない場合はアプリを終了して再起動、もしくはアプリ更新を確認。
  • iPadOSを最新にする(可能なら)でタッチ関連の不具合が解消されることがあります。

3. タッチが完全に効かない時の“応急回避策”

根本修理の前に、データ確保や最低限の操作を行うための方法です。

  • AssistiveTouch を有効にする(設定 → アクセシビリティ → タッチ → AssistiveTouch) — 画面に仮想ボタンを出して操作できます(画面が一部反応する場合)。
  • 外部入力を使う:Bluetoothキーボード・マウスやUSB接続のキーボード(USB-Cモデルは直接接続可)でログインやバックアップを行う。
  • Siri / 音声操作を利用して一部の操作(音楽停止、タイマー設定、設定の起動など)を行う。

4. データを最優先で守る(必ずやる)

修理に出す前に必ずバックアップを取ってください。操作できない場合の対処法も記載します。

通常バックアップ手順

  • iCloudバックアップ:設定 → ユーザー名 → iCloud → iCloudバックアップ → 今すぐバックアップ。
  • PCにバックアップ:Mac(Finder)やWindows(iTunes)でケーブル接続してバックアップを作成。

タッチ不可でバックアップできない場合

  • 事前にそのPCを「このコンピュータを信頼する」設定にしていれば、接続でバックアップ可能。
  • 信頼設定をしていない場合は、外部キーボードやAssistiveTouchで操作できるか試す。それでも不可なら修理店でのデータ保護対応を相談。

5. リカバリ/初期化が必要な場合(最終手段)

通常の再起動で直らない場合、リカバリモードで「更新」→改善しなければ「復元(初期化)」を行います。復元はデータ消失するため、必ずバックアップ後に行ってください。

リカバリ/復元のボタン操作はモデルにより異なります。実行前に機種固有の手順を確認してください。

6. 物理的損傷が疑われる場合(修理の選択肢)

ガラス割れや液晶破損、デジタイザ(タッチセンサー)損傷がある場合の主な選択肢です。

Apple正規サービス(推奨)

  • 純正部品での交換、保証があるためFace IDやセンサー系のトラブルが少ない。
  • AppleCare+加入者は事故修理費用が大幅に軽減される場合があるので加入状況を確認。

街の修理店(非正規)

  • 即日対応や価格の安さがメリット。ただし非純正部品によりFace IDやタッチ動作が正常でなくなるリスクあり。
  • 修理後の保証や部品品質を事前に確認することを推奨。

Self Service Repair(公式のセルフ修理)

  • Appleが純正部品と工具を提供する自己修理プログラム。対象モデルと部品は限定されます。
  • 工具と手順に自信がある場合のみ検討。

DIY(個人で分解)

iFixit等に手順はありますが、専門工具と技術が必要。基板やコネクタを傷めると修理費が高くなるため、経験がないなら推奨しません。

7. 見積もり・費用の目安

費用はモデル(画面サイズや機種)、正規か非正規、保証の有無で大きく変動します。事前に店舗・公式サポートで見積もりを取ることをおすすめします。

8. 修理に出すときの準備チェックリスト

  • 【必須】バックアップを取る(iCloud または PC)。
  • Apple ID とパスコードを控える(必要に応じてサインアウト)。
  • 「探す(Find My)」のオン/オフの確認(店舗により手順が異なります)。
  • 修理に出す前にスクリーンショットや重要なデータの保存を行う。
  • 修理店に伝える症状メモ(いつ・どう落としたか、液体に触れたか等)。

9. 修理後に必ず確認すべき項目

  • 画面の表示(色ムラ・ドット抜け・残像がないか)
  • タッチの全領域での反応確認(スワイプ・ピンチ等)
  • Face ID / Touch ID の動作確認
  • スピーカー・マイク・カメラ・充電端子など基本機能のチェック
  • 修理保証の有無と期間を確認

10. よくあるNG(やらないで!)

  • 歯磨き粉や接着剤で割れを「ごまかす」こと。
  • 電源を入れたまま強くこする、加熱して乾かす等の行為。
  • 重要なセンサー(Face ID等)に互換部品を使って不具合を起こす可能性を無視すること。

FAQ(よくある質問)

Q. タッチが一部だけ効かないのは直せますか? A. 部分的な反応の場合、再起動や画面の清掃で直ることがありますが、デジタイザ(タッチパネル)自体のダメージが原因なら部品交換が必要です。 Q. 修理に出す前に何をしておけば良いですか? A. まずバックアップを取り、Apple IDとパスコードをメモしておくこと。Find Myの設定についても事前に確認してください。 Q. 非正規修理店で修理するとFace IDが使えなくなる? A. ケースによるが、TrueDepthカメラやFace ID関連の部品が交換されると追加調整が必要で、非純正部品では動作保証がないことがあります。事前に確認を。

修理店へ持っていく時のテンプレ文(そのまま使えます)

【機種】iPad(機種名・容量・モデル年)
【症状】画面が割れ、全画面/一部でタッチが効きません(例:右下が反応しない)。電源は入ります。
【経緯】(例:自宅で落下、液体に濡れていない)
【希望】画面交換の見積り・所要時間・保証内容を教えてください。修理中のデータ保護についても相談したいです。
連絡先:電話番号 or メール
    

※上記をコピーして修理店のフォームやメールに貼って使ってください。

まとめ

最短でやるべきは「安全確保」と「データのバックアップ」です。ソフト的な改善で済めばコストは低く抑えられますが、物理破損が明らかなら正規修理(または信頼できる修理店)へ相談するのが安心です。

\ 最新情報をチェック /