日産 スカイラインGT-Rの歴史を調べてみた!
日本を代表するスポーツカー
1969年1月、後にハコスカの愛称で呼ばれることになる3代目スカイラインに、特別なモデル「GT-R」が登場した。そのスペシャルなエンジンが「S20」型である。スカイライン2000GT-Bがルーツで、4ドアセダンの2000GT-Bは当時、国内のツーリングカーレースで活躍、1970年には2ドアボディのGT-Rが誕生しました。
目次
- 【初代】ハコスカ 前期PGC10型(1969年 – 1970年)・後期KPGC10型(1970年 – 1972年)
- 【2代目】ケンメリ KPGC110型(1973年)
- 【3代目】BNR32型(1989年 – 1994年)
- 【4代目】BCNR33型(1995年 – 1998年)
- 【5代目】BNR34型(1999年 – 2002年)
R34までのGT-Rは、スカイラインの一車種として存在してきました。
2007年に単独モデルとして生まれた「GT-R」R35型はグローバルモデルとして世界中で販売されるようになりました。
【初代】ハコスカ 前期PGC10型(1969年 – 1970年)・後期KPGC10型(1970年 – 1972年)
スペック【2000GT-R】
- エンジン型式:S20
- サイズ:4330×1665×1370 mm
- 排気量:1989cc
- 重量:1100kg
- 最高出力:160ps/7000rpm
- 最大トルク:18.0kgm/5600rpm
- 当時価格:150万円
3代目スカイラインに特別なモデル「GT-R」が誕生しました。当初はベースモデルの関係で4ドアセダンがベースでしたが、1970年に2ドアボディのGT-Rが誕生しました。そしてレースに勝つためにスペシャルなエンジン「S20」型が与えられました。このエンジンは次のGT-Rにも搭載されました。
【2代目】ケンメリ KPGC110型(1973年)
スペック【2000GT-R】
- エンジン型式:S20
- サイズ:4460×1695×1385 mm
- 排気量:1989cc
- 重量:1145kg
- 最高出力:160ps/7000rpm
- 最大トルク:18.0kgm/5600rpm
- 当時価格:163万円
排ガス規制の影響で生産期間は1973年1月から4月までのおよそ4ヵ月で、その総生産台数は試作車やショーモデルを含めわずか197台と言われています。生産台数が少なかったこともあり、5000万円の値を付ける中古車もあるほどだといいます。
ケンメリの名前の由来は広告キャンペーンです。「ケンとメリーのスカイライン」というキャッチコピーで販売されました。
【3代目】BNR32型(1989年 – 1994年)
スペック【1989y GT-R】
- エンジン型式:RB26DETT
- サイズ:4545×1755×1340 mm
- 排気量:2568cc
- 重量:1430kg
- 最高出力:280ps/6800rpm
- 最大トルク:36.0kgm/4400rpm
- 当時価格:約430~529万円
先代のケンメリから16年の歳月を経て復活したR32型です。初代スカイラインGT-Rと同じく、モータースポーツ(全日本ツーリングカー選手権)の参戦を目的に開発され、グループA規格に合わせて排気量は2.6Lとされました。「RB26DETT」と呼ばれるこの直列6気筒DOHCツインターボエンジンは、最高出力が自主規制値の280psを発揮しています。駆動方式は4WDとなり高度な電子制御によって4輪に自在に駆動力を配分できる4輪駆動システム(アテーサE-TS)を搭載しています。
【4代目】BCNR33型(1995年 – 1998年)
スペック【1997y GT-R】
- エンジン型式:RB26DETT
- サイズ:4675×1780×1360 mm
- 排気量:2568cc
- 重量:1530kg
- 最高出力:280ps/6800rpm
- 最大トルク:37.5kgm/4400rpm
- 当時価格:約480万円
先代と比べてホイールベースを105mm延長し、ボディサイズをひとまわり拡大したこともあり歴代GT-Rの中でもスポーティなイメージが薄いとされていました。しかし、発売当初から標準車以外にVスペック、VスペックN1が設定されるなどバリエーションは豊富でした。
R32、R33、R34型の中では人気があまり無く生産台数は少なかったので中古車販売サイトでR33型GT-Rの完全ノーマル、低走行の無事故車が1600万円以上という価格で販売されている個体もあるらしいです。驚きの価格高騰です!
【5代目】BNR34型(1999年 – 2002年)
スペック【1999y GT-R V SPEC】
- エンジン型式:RB26DETT
- サイズ:4600×1785×1360 mm
- 排気量:2568cc
- 重量:1560kg
- 最高出力:280ps/6800rpm
- 最大トルク:40.0kgm/4400rpm
- 当時価格:約560万円
ホイールベースと全長をダウンサイジングしてスポーティ感を強調しつつ、ボディ剛性を徹底的に高め、セラミック製タービンを採用したことで最大トルクは40.0kgmに増強され、低回転域でも乗りやすいものになりました。排出ガス規制の影響もあり、2002年に生産を終了しています。
中古車の平均価格は約1725万円。価格帯は約1280万〜約3580万円となっているようです。こちらも驚きの価格高騰となっています。
どのスカイラインGT-Rも希少価値が高くこれからも価格が高騰していくと思います。やはりスカイラインGT-Rは特別な存在と言う事です。
スカイラインGT-RとしてはR34型までですが、2007年に日産GT-Rとして独立させたR35型が登場しています。R35型からはグローバルモデルとして世界中で販売されるようになりました。
R35型以降のGT-Rはこれからまとめようと思います。
最後まで閲覧ありがとうございました。