
🔧車のメンテナンス基本:エンジンオイルの役割と交換の目安とは?
エンジンオイルは、車の心臓である「エンジン」を守るための重要なオイルです。主な役割は以下の通りです。
- 潤滑: 金属同士の摩擦を減らす
- 冷却: エンジン内部の熱を吸収・放出する
- 清浄: 汚れやスラッジ(カス)を洗い流す
- 防錆: 金属部品のサビを防ぐ
- 密封: ピストン周りの隙間を埋めて密閉性を高める
🔁 エンジンオイルの交換時期はいつ?
🚗 一般的な目安(普通車の場合)
項目 | 目安 |
---|---|
走行距離 | 約3,000〜5,000kmごと(こまめ) もしくは7,000〜10,000km(長距離運転中心) |
期間 | 半年〜1年に1回 |
✅ ポイント:「あまり乗らない人」でも 半年に1回は交換推奨。オイルは時間とともに劣化するため、走行距離が少なくても交換が必要です。
⚙️ オイルの種類とその選び方
エンジンオイルのラベルには、こんな表示があります:
例)5W-30
🧊 「5W」とは?
- W=Winter(冬)
- 「5」は低温時の流動性を示す数字。数字が小さいほど寒い朝でもエンジンがかかりやすい。
🔥 「30」とは?
高温時のオイルの粘度(厚み)を示します。
数字が大きいほど、高温でも粘り強く油膜を維持します。
✅ 主な粘度の特徴(代表例)
粘度 | 特徴・おすすめ |
---|---|
0W-20 | 最新の燃費重視型エンジン向け。ハイブリッド車や軽自動車に多い。 |
5W-30 | バランス型。一般的な乗用車に広く使用される。 |
10W-40 | 高速道路や山道など、過酷な環境での走行が多い人向け。 |
🛠️ オイル選びの注意点
- 取扱説明書を見る:メーカー推奨の粘度が記載されています。
- APIやILSAC規格を確認:品質規格(SN、SPなど)も重要。
- 安すぎるオイルは避ける:長持ちせず、エンジンに悪影響の可能性。
🔍 まとめ
- 交換時期は「走行距離」か「期間」のどちらか短い方を目安に。
- オイルの種類は車種や使用環境に合わせて選ぶのがベスト。
- 迷ったら、ディーラーや整備士に相談するのが安全です。