
バッテリー液の減りに要注意!知らないと寿命が縮む車バッテリーの基本管理
「最近、エンジンのかかりが悪い…」「バッテリーは新しいのに突然あがった」そんなトラブル、実はバッテリー液の管理不足が原因かもしれません。
現代の車では「メンテナンスフリータイプ」が増えていますが、古い車やバイク・一部の軽自動車では、まだ補水式バッテリーが使われており、定期的なチェックが必要です。
この記事では、バッテリー液の役割・不足によるリスク・正しい管理方法について分かりやすく解説します。
バッテリー液とは?
バッテリー液(電解液)は「希硫酸」と呼ばれる液体で、鉛蓄電池の中に入っています。
この液体が電気をためたり放出したりするための重要な役割を果たしています。
しかし、液面が下がると性能が落ちたり、最悪の場合バッテリーが破損
なぜ最近は管理不足が少ないのか?
現在は「メンテナンスフリーバッテリー(MFバッテリー)」が主流で、液面のチェックや補充が不要な設計になっています。
ただし、古い車・一部の軽自動車・バイク・業務用車両などでは、まだ補水式(開放型)バッテリーが使われています。
管理不足で起きるトラブル例
- エンジンがかからない(バッテリー上がり)
- ヘッドライトやナビが不安定になる
- バッテリーの寿命が短くなる
- 内部乾燥による破損や液漏れ
チェック方法と補充手順
補水式バッテリーの場合、以下の手順でチェック・補充が可能です。
- バッテリー本体側面にある「UPPER」と「LOWER」の目盛りを確認
- 液面がLOWERより下がっていたら「精製水」を補充
- 補充後はキャップをしっかり閉める
※注意:水道水はNGです!必ず精製水を使用してください。
自分の車がメンテナンスフリーか確認するには?
ボンネットを開け、バッテリーのラベルに「補水不要」や「MF」などの表記があればメンテナンスフリーです。
補水式であれば、半年〜1年に一度は液面チェックをおすすめします。
まとめ|バッテリー液の管理で車トラブルを未然に防ごう
車のバッテリートラブルは、突然起こるからこそ厄介です。特にバッテリー液の減少を放置していると、思わぬ故障や寿命短縮を引き起こします。
最近の車はメンテナンスフリー型が多いですが、自分の車が補水式かどうかを一度確認してみましょう。
もし補水式なら、定期的に液面チェックと精製水の補充を習慣化しましょう。
安全で快適なカーライフを送るためにも、ちょっとした気配りが大切です。