細呂木製鉄遺跡 あわら市指定文化財【動画有】
福井県あわら市指中にある細呂木製鉄遺跡に行って来ました。
細呂木製鉄遺跡の全体像はこんな感じです。案内板が2カ所確認出来ます。
指定年月日は2018年1月12日と最近指定されました。
越前国における古代製鉄はあわら市域に集中しており、その中でも細呂木地区には、多数の製鉄関連遺跡の存在が確認されています。特に細呂木小学校の移転に伴う調査では、現校庭の辺りから箱形炉・竪形炉がそれぞれ検出されています。
本遺跡からは製鉄炉と思われる1基と、製鉄に欠かせない炭窯が2基確認され、製鉄関連遺跡として現存している貴重な遺跡です。操業時期は放射性炭素年代測定によると880年~1010年頃と推定されます。また、旧町名の「金津」の「金」は「鉄」とされており、地名由来の遺跡であることも重要です。
案内板の後ろに炉があり屋根で守られているように見えます。
色んな角度から写真撮影しました。炉の上の方に何かあると思いましたが何も無かったです・・・
今から千年以上前、この場所で小さい炉を使い、砂鉄と木炭から鉄を作っていました。
その製鉄方法は、半地下式の炉に、たたら(ふいご型の送風機)で空気を送り込み、木炭を燃焼させて砂鉄を熱します。
そうすると鉄は底にたまり、ノロ(鉄のカス)は流れ出ます。
そのあと、炉を壊して鉄を取り出しました。
実際の手順も書かれていて自分で出来そうです。暇があったらチャレンジしてみたいと思います。
竪形炉のジオラマがあります。溶け出した熱そうな鉄はリアルに表現されています!!動画では思わず触っていますw
動画の方も是非見て下さい。細呂木製鉄遺跡の雰囲気が分かると思いますよ!
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↓↓細呂木製鉄遺跡の場所です↓↓