iPad:日本語入力ができない/キーボードが出ない時の詳しい対処ガイド

iPad:日本語入力ができない/キーボードが出ない時の詳しい対処ガイド

2025年9月1日 オフ 投稿者: 3kjiro

「日本語入力ができない」「キーボードが出ない」問題を原因ごとに切り分け、順を追って解決できるようにまとめました。メニュー名はiPadOS 17〜18基準です(機種やOSで表記が少し違う場合があります)。

症状の切り分け(まず確認)

  • どのアプリでも起きる? → すべてなら「設定系」が原因の可能性大。特定アプリだけなら「アプリ側仕様/不具合」の可能性。
  • 外付け(Bluetooth/Smart/Magic)キーボードを使っている? → 使用中はソフトウェアキーボードは通常非表示。
  • 画面右下のキーボードアイコンは出る?/キーボードが小さく浮いていない? → 「フローティング/分割」の可能性。
  • 日本語キーボードが登録されている? → 未登録だと日本語に切替不可。

最優先の基本チェック

  • 再起動:電源オフ → 1分待つ → 起動。
  • ストレージ空き:1〜2GB以上確保(設定 > 一般 > iPadストレージ)。
  • iPadOS更新:設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート。
  • 充電/発熱が強い時は一度冷ましてから再確認(挙動が不安定になることあり)。

A. 「キーボードが出ない」とき

A-1 外付けキーボードが原因(最頻出)

外付け接続時、ソフトウェアキーボードは基本非表示です。

対処:

  1. テキスト入力欄をタップ → 画面右下に出るキーボードアイコン(⌨)をタップ = 表示。
  2. 見つからなければ 設定 > Bluetooth を一時的にオフ、または外付けキーボードの電源を切る/取り外す。
  3. 必要に応じて、入力時だけBluetoothをオフにして使う方法が確実です。

A-2 フローティング/分割で画面外に行っている

画面上に小さなキーボードが浮いている/どこかに消えた感じのとき。

対処:

  • その小さなキーボード上で2本指でピンチアウト(広げる) → フルサイズに戻る。
  • 右下のキーボードアイコンを長押し → 「ドッキング」「結合」を選択。
  • (参考)「分割キーボード」は 設定 > 一般 > キーボード > 分割キーボード に設定項目がある場合があります。

A-3 アプリ側仕様

例:電話番号・数字入力欄などは日本語キーボードを出せない設計(数字パッド固定)です。

対処:Safariでのみ出ない → メモなど別アプリで出るか比較。該当アプリの再起動・再インストールも検討。

B. 「日本語に切り替わらない/打てない」とき

B-1 キーボードの追加・並び順

  1. 設定 > 一般 > キーボード > キーボード
  2. 「新しいキーボードを追加…」→ 日本語 – かな または 日本語 – ローマ字 を追加
  3. 右上の「編集」で不要なキーボードを削除/日本語を上位に移動
  4. 日本語に切替:地球儀キー(🌐)を押す/長押しで直接選択

B-2 ライブ変換/かな↔ローマ字まわり

変換が暴れる/入力が進まない時は、設定 > 一般 > キーボード > 日本語 の項目で ライブ変換 をオン/オフして挙動を確認してください。かな配列が苦手ならローマ字配列に変更して試してみましょう。

B-3 辞書・学習データの破損

変換候補がおかしい・確定できない等の症状の場合:

  1. 設定 > 一般 > 転送またはiPadをリセット > リセット > キーボードの辞書をリセット
  2. その後、日本語キーボードを一度削除→再追加も有効です。

B-4 サードパーティ製キーボードが干渉

(例:Gboard、ATOK 等)

  1. 設定 > 一般 > キーボード > キーボード で他社キーボードを一時的に削除
  2. 「フルアクセスを許可」をオフにする
  3. 純正日本語キーボードのみで問題が出るか確認

C. ハードウェアキーボード使用時の日本語問題

  • 言語切替:外付けキーボードの地球儀キー(ある機種)または画面の言語切替で日本語へ。
  • レイアウト確認: 設定 > 一般 > キーボード > ハードウェアキーボード で日本語のレイアウト(かな/ローマ字)を正しく選ぶ。
  • 注意: 設定 > アクセシビリティ > キーボード > フルキーボードアクセス がオンだとキー動作が変わることがあるので、問題が出る場合はオフに。

D. 画面・タッチまわりが原因のケース

  • 画面の一部が反応しない → 設定 > アクセシビリティ > タッチ > タッチ調整 を確認。
  • 画面保護ガラスが厚すぎ/ズレている → 一度外して確認。
  • AssistiveTouchがキーボードに被っている → 設定 > アクセシビリティ > タッチ > AssistiveTouch を一時オフまたは配置を変更。

E. スクリーンタイム/プロファイルが原因

スクリーンタイム自体がキーボードを制限することは少ないですが、会社や学校の「構成プロファイル(MDM)」でサードパーティキーボードを不許可にしている場合があります。設定 > 一般 > VPNとデバイス管理 でプロファイルを確認し、管理端末であれば管理者に相談してください。

F. それでも直らない時の「強めの対処」

  1. すべての設定をリセット
    設定 > 一般 > 転送またはiPadをリセット > リセット > すべての設定をリセット
    (※Wi-Fiやキーボード設定など「設定のみ」が初期化され、データは消えません)
  2. バックアップ→消去して再設定(最終手段)
    iCloudまたはPCにバックアップを取った上で、設定 > 一般 > 転送またはiPadをリセット > すべてのコンテンツと設定を消去 を実行します。

速攻チェックリスト(コピペ用)

☐ 外付けキーボードを切断/Bluetoothをオフ
☐ フローティング/分割を解除(キーボードを2本指で広げる/「ドッキング」「結合」)
☐ 日本語キーボード(かな/ローマ字)を追加・最上位へ
☐ ライブ変換のオン/オフ切替を試す
☐ サードパーティ製キーボードを削除/フルアクセスをオフ
☐ ハードウェアキーボードのレイアウト設定を確認
☐ キーボード辞書をリセット
☐ アクセシビリティ(フルキーボードアクセス/タッチ調整)をオフ
☐ iPadOSを最新化/ストレージ確保
☐ すべての設定をリセット(最終手段)

ブログ向けの見出し案(使える見出しをそのままコピペ可)

  1. 【原因別】日本語入力できない/キーボードが出ないときの最短解決ガイド
  2. 外付けキーボード接続中は“出ないのが正常” — 表示させる2つの方法
  3. 小さく浮いた“フローティング”を元に戻す:2本指ジェスチャ完全図解
  4. 日本語キーボードの追加・並び替え・ライブ変換のコツ
  5. サードパーティキーボードが原因か切り分けるチェックリスト
  6. 最終手段:辞書リセット/設定リセットで直す手順

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