SIM再挿入の効果とやり方
SIM再挿入で期待できる効果
- SIMの再認識:ICCID/IMSIを読み直し、基地局への再登録や再認証が行われます。「圏外」「検索中」「SIMなし」「無効なSIM」などの一時的な不具合が改善することがあります。
- キャリア情報のリフレッシュ:回線のキャリア設定や優先バンド情報を再取得します。
- 接点不良の解消:トレイのずれや微細な汚れによる接触不良をリセットします。
- 状態の初期化:ベースバンド(モデム)のSIM周辺の動作状態を立て直します。
効果が出やすい症状
- 「圏外」「検索中」が続く(場所を変えても改善しない)
- 「SIMなし」「無効なSIM」と表示されるが、抜き差しで一時的に直る
- 海外→国内、他社→自社SIMの切り替え後にデータ通信ができない
- 通話は可能だがモバイルデータが使えない、または逆の症状
- iOSやキャリア設定のアップデート後に認識が不安定
正しいSIM再挿入手順(物理SIM)
- iPhoneの電源をオフにします。
- SIMピンでトレイを水平に抜きます(傾けない)。
- 金属端子を乾いた布で軽く拭きます(アルコール不可、削らない)。
- 向きを確認し、奥までまっすぐ差し込みます。
- 電源をオンにし、1〜2分待ってキャリア名・4G/5G表示を確認します。
- 「設定 > 一般 > 情報」でICCIDが表示されるか確認します。
eSIMの場合の「再挿入」操作
- 「設定 > モバイル通信 > 回線」で該当回線をオフ→オン
- モバイルデータ通信をオフ→オン
- 改善しない場合は回線を削除し、QRコードまたはキャリアアプリで再ダウンロード(Wi-Fi接続必須)
併せて試すと効果的な操作
- 機内モードを30秒オン→オフ
- 「設定 > 一般 > 情報」でキャリア設定アップデートを適用
- APNや構成プロファイルを入れ直す(格安SIM利用時)
- ネットワーク設定のリセット
(設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > ネットワーク設定をリセット)
効果がない場合に考えられる原因
- 料金未払いによる回線停止や契約状態の問題
- SIMロック端末に他社SIMを使用している
- SIMカード自体の破損や故障
- ベースバンド故障(「モデムファームウェア」が空欄)
- 大規模通信障害(他端末でも圏外)
注意点
- トレイ開閉中は防水性能が低下するため、水や湿気に注意
- 力を入れすぎず、トレイやSIMを変形させない
- iPhoneの連絡先は通常SIMには保存されないため、抜き差しで消える心配はほぼなし
簡易診断フロー
- 「圏外/検索中/無効なSIM」表示 → 機内モードON/OFF → 改善なし
- 電源オフ → SIM再挿入 → 1〜2分待機
- ICCIDとキャリア表示を確認 → OKなら様子を見る
- 改善なし → キャリア設定更新/ネットワークリセット
- 別端末でSIMを試す(SIM故障切り分け)/自端末に別SIMを入れる(端末側切り分け)
- 契約状態や障害情報を確認 → 必要に応じてショップやサポートへ
PAGE TOP
[…] SIM 再挿入 効果 […]